出雲の伝統行事「平田一式飾り」に初挑戦!
出雲市平田町の夏の風物詩「天神祭」(毎年7月20日・21日・22日)。
このお祭りの期間中、町なかを彩るのが、出雲市無形民俗文化財に指定されている「平田一式飾り」です。
一式飾りとは、身近な道具や素材を使って、物語のワンシーンや動物などを自由な発想で表現する伝統の飾り。
大人も子どもも、その創造力と手仕事の美しさに思わず見入ってしまう、平田の誇る民俗芸術です。


すずかけ荘メンバーで「つくる側」にチャレンジ!
今年、私たちすずかけ荘に集う仲間たちは、地域の名人の方々に教えていただきながら、一式飾りづくりに初めて挑戦することになりました!
実際にやってみないとわからないことだらけ。
でも、「文化は“つくる側”にまわって初めて見えてくることもある」と実感しています。


材料集め編|5月8日、保存会の作業場にて
この日は、作品に使う材料を探しに平田一式飾り保存会の作業場へお邪魔しました。
棚には、陶器や茶器、仏具、玩具など…所狭しと並ぶ膨大な素材の数々。
参加者それぞれが自分の作品イメージをふくらませながら、
- 「これ、足になりそう!」
- 「あ!これ実家にあった気がする!」
- 「これってもう芸術作品レベルじゃん!」
と、大人たちがワクワクしながら素材選びを楽しむ姿が印象的でした。
保存会の方が作った作品を見せていただいたときは、
その完成度の高さに「これはもう完全にアート!」と一同びっくり&感動。


今年の平田天神祭は7月20・21・22!
今回の挑戦は、7月の天神祭に向けた作品奉納が目標です。
一人ひとつ、自分の作品を完成させるべく、毎週水曜の午後、すずかけ荘で制作を進めています。
平田の伝統を、今の大人たちが“楽しみながら受け継ぐ”こと。
それが、今回のチャレンジを通して私たちがいちばん大切にしていることです。


参加者も募集中!一緒に作ってみませんか?
平田一式飾りは、1日では完成しない作品づくり。
だからこそ、何度か平田に通って、地域の空気に触れながらゆっくり取り組むのも素敵な体験になるはずです。
「やってみたい!」という方がいらっしゃれば、見学や体験も大歓迎!
ぜひお気軽にすずかけ荘へお越しください。


次回はいよいよ「制作編」を予定しています!
Instagramではリール動画でも様子を発信中です。
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【作業編①】5/15 陶器に針金巻き!一式飾りづくりの第一歩
前回、保存会の作業場で集めた陶器たち。
今回はその素材たちに「針金巻き」をする作業に挑戦しました!
正直なところ、私は新聞をロープで結ぶのも苦手なタイプ。
そんな私が、つるつるした陶器に針金を固定するなんて…と不安いっぱいでスタート。
案の定、最初はなかなかうまくいかず苦戦。
でも、地元の名人の方が手ほどきをしてくださり、だんだんとコツが掴めてきました。




土台づくりはとても大事な工程
陶器に針金を巻くのは、各パーツを組み立てるための“土台”づくり。
ここがしっかりしていないと、後の工程で作品が崩れてしまうこともあるそうです。
地元の方々は、たくさんの陶器を手際よく丁寧に加工されていて、その手つきはまさに職人技。
しかも今年は、私たちの挑戦に合わせて作業を早めてくださっているとのこと…本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
手を動かす時間の中で
作業中は、一緒に挑戦しているお母さんたちとおしゃべりしながら、
時には黙々と集中して手を動かす時間もあり、それぞれのペースで楽しめました。
こうして全員分の陶器への針金巻きが無事に完了!


次回はいよいよ組み立て編!
来週はいよいよ、パーツを組み合わせて形にしていく作業です。
どんな作品になっていくのか…今からとても楽しみです!
平田天神祭は2025年7月20日〜22日!
わたしたちの作品も並ぶ予定ですので、ぜひ見に来てくださいね!
「やってみたい」と思ったら、ぜひご参加を!
一式飾りって、実は私たちにも作れるかもしれません。
「ちょっと興味ある」「やってみたいかも」という方は、ぜひ一緒に挑戦してみませんか?
- 作業は毎週木曜の午後にすずかけ荘で行っています。
- 陶器は一式飾り保存会さんの作業場でお借りできます
- 一日では完成しないので、何度か通っていただく必要がありますが、その過程も楽しい!
見学だけでもOKです。ご興味ある方、まずは一度平田へ!



次回はいよいよ「組立編」を予定しています!
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