出雲市平田で毎年夏に開催される「平田まつり」と「天満宮祭」。
この時期、平田の町は昼も夜もにぎわい、花火や神事、伝統の飾り物など、さまざまな催しであふれます。
今年、すずかけ荘のある栄町から数年ぶりに「一式飾り競技大会」へ出場することになりました。
HIRATA子どもの居場所の活動に関わるお母さんたちと一緒に、地元の方々のご指導を受けながら、人生初の一式飾り制作に挑戦しています。
軽い気持ちで始めたけれど…プレッシャーも!?
「地元の方と仲良くなりたい」
「子どもたちと一緒に地域の伝統に触れてみたい」
そんな気持ちから「私たちでも一式飾り、やってみよう!」と始めたのですが……
後から“競技大会”だと知って少しびっくり!
「これで参加して大丈夫なのかな?」
「飾り宿になるのに、このクオリティでいいの?」
そんな不安がふくらみつつも、なんとか完成に向けて頑張っています。
人間の形になったときはちょっと感動
5月から陶器を集め、針金を巻いて、パーツをそろえてきた一式飾り。
ついに!パーツを組み立てて「人間の形」になりました。
私は途中からの参加だったので、まずは作業を思い出すところから。
陶器に針金を巻く方法もすっかり忘れていて、「見えなきゃいいや」とごまかしながら胴体と足をなんとか固定しました😂
グラグラしてるけど、カタチになるとやっぱりちょっと感動します。
武士のはずが…なぜか陽気な人に!?
今回のテーマは「武士」だったはずなんですが、
私の作品、なぜかご機嫌でルンルンしてるように見える(笑)
色合いも明るくて、どうしても「勇ましい武士」には見えない…!
でも自分で組み立てたからこその愛着があります。
ここからさらに飾り付けをして、7月20日の「一式飾り競技大会」に出品予定です。
他の皆さんの作品も本当に楽しみです✨
一式飾りとは?天満宮祭とのつながり
「一式飾り」は、出雲市の無形民俗文化財にも指定されている、平田地域独自の民俗芸術です。
陶器や仏具、茶道具、自転車のパーツなど、身の回りの生活用品を自由な発想で組み合わせて、歴史上の人物や物語のワンシーン、動物などを立体的に表現します。
はじまりは江戸時代。
寺町の商人・桔梗屋十兵衛が、茶道具一式で「大黒天」を作り、宇美神社に奉納したことがきっかけだといわれています。
この奉納文化は、毎年7月20日〜22日に開催される「天満宮祭(天神祭)」へと受け継がれ、町内に飾り宿が設けられ、「一式飾り競技大会」もこの期間中に行われます。
平田まつりと天満宮祭、2つのにぎわいを楽しんで
出雲市平田では、同じ時期に「平田まつり(7月19日)」と「天満宮祭(7月20〜22日)」が行われ、地域のにぎわいがピークを迎えます。
「平田まつり」は、花火大会や縁日など、観客として楽しめる夏のお祭り。
私も毎年、子どもたちと一緒に花火を見るのを楽しみにしているひとりです。
一方の「天満宮祭」は、神事と一式飾りの奉納が中心となる伝統行事。
宇美神社の御神体を御輿に乗せて町を練り歩く「おたび」神事も行われ、町中の飾り宿が御神幸をお迎えします。
平田まつり2025|日程と見どころ
📅 7月19日(土)
・平田まつり開催!
・夜には花火が打ち上がります🎆
📅 7月20日(日)〜22日(火)
・天満宮祭(天神祭)開催!
・7月20日一式飾り競技大会&飾り宿の公開(9:00〜20:00)
➡ すずかけ荘も「栄町の飾り宿」として開放されます!
飾り宿は7月22日20:00まで公開されています。
📅 7月21日(月)
・「おたび」神事(御神幸)
16:00 宇美神社を出発し、17:20ごろ 栄町に到着予定。
うちの子どもたちも、みこし曳きで参加予定です!
ぜひ平田の夏まつりへ!
他の地区の作品もきっと見事なものばかり。
私自身、これまでは毎年一式飾りを見て回るのを楽しみにしていた側でしたが、
今年はこうして「作る側」として関われたことで、より深く地域の文化に触れられた気がします。
7月19日は花火を楽しみに、そして7月20〜22日は一式飾りを見に、
ぜひ平田のまちへお越しください!
私たちも、子どもたちと一緒にお祭りを最後まで盛り上げていきたいと思います😊
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