1400年前にタイムスリップ!国富中村古墳の石室探検レポート

昨年の「ブロンズネットワーク」のイベントでは、スタンプラリーに参加して豪華な景品をもらい、大満足。今年も何か面白いことがあるかも…と思っていたところ、前日に偶然イベントを知り、急いで予約! まさかこんな貴重な体験ができるとは思っていませんでした。


講演で知る、国富中村古墳の歴史と発見秘話

当日は国富コミュニティセンターで、出雲市文化財課の職員さんによる講演。

国富中村古墳は、今から23年前、旧平田市時代の道路工事中に偶然発見されたとのこと。当時の発掘写真や調査記録を交えての話は圧巻で、まるでその現場に立ち会っているような感覚に。

特に興味深かったのは、石室内の調査を担当した職員さんのエピソード

調査の苦労や、発見された遺物の貴重さなど、考古学の奥深さを改めて実感しました。

また、印象的だったのがイベントのキャッチフレーズについての話。
「これまで『よみがえるな!』だったけれど、あまり評判が良くなかったので、『ワクワクドキドキ!1400年前にタイムスリップ』 に変えようかと検討中」とのこと。他にも良い案があれば募集とのことで、生成AIで考えてみるのも面白いかも!


いよいよ石室へ!想像以上の広さと暖かさ

講演の後、みんなで歩いて普段は立ち入れない国富中村古墳へ

事前に職員さんから「石室は夏は蒸し暑く、冬は暖かい」と聞いていました。

その日の気温は低く寒かったのですが、石室内に入ると外よりも寒さを感じず、意外なほど快適。

また、中は狭いのかと思いきや、実際には腰をかがめずに立つことができ、手を広げても余裕がある広さ。

ただし、移動は禁止されていたため、梯子を降りた地点から動かずに見学しました。


6歳の息子の大冒険!石室でのひとり体験

地上では「お母さんと一緒に入る」と言っていた息子。

でも、他の参加者や職員さんの温かい言葉に励まされ、勇気を出してひとりで梯子を降りることに!

職員さんと何やら話しながら、しばらく石室内を見学。
石室から戻ってきたときの表情は、出発前とは別人のよう。

笑顔に自信が満ちていて、「石のベッドがあったよ!」と嬉しそうに教えてくれました。

この経験が、きっと彼の中で大きな冒険として刻まれたことでしょう。


他の古墳との比較:それぞれの魅力と違い

私は普段から子供たちと一緒にいろいろな古墳巡りをしています。

今回の国富中村古墳と比べて、他の古墳はどんな感じだったのかを振り返ってみました。

① 上塩冶築山古墳(出雲市)

昨年、子供たちと訪れました。9歳の娘は怖がって入らなかったけど、息子と一緒に石室に入ると、
「お化け屋敷みたーい!」とワクワクしながら探検。
国富中村古墳よりも狭く、スマホの明かりでは暗すぎて、懐中電灯を使っても全体がよく見えなかった。 蜘蛛の巣も多く、子供たちにはスリル満点の体験になったようです。

② 岡田山1号墳(松江市)

こちらも入ったことがありますが、国富中村古墳よりも狭く、しゃがんで進む感じ。
この時はまだ子供たちが小さかったので、私ひとりで中に入りました。
狭い古墳ならではの閉塞感と、歴史の重みを直に感じることができました。


国富中村古墳は今後どうなる?保存と公開の議論

国富中村古墳は全国的にも珍しい「未盗掘」の状態が保たれた貴重な古墳。
そのため、自由に出入りできるようにするのは難しいという声もある一方で、

「出雲の歴史ファンは全国にたくさんいるので、有料公開にしてでも維持管理の資金を確保できないか?

という意見も出ていました。
実際に石室に入ってみて、これほど保存状態が良いなら、きちんと管理された形での公開は大いに価値があると感じました。

また、出土した遺物の量も出雲最多とのこと。まさに出雲の歴史的財産!


まとめ

国富中村古墳は23年前の工事で偶然発見された未盗掘古墳!
石室内は想像以上に広く、冬でも暖かかった!
6歳の息子もひとりで挑戦し、石室探検を達成!
上塩冶築山古墳や岡田山1号墳と比べても、特に保存状態が素晴らしい!
有料公開の可能性も議論されるほど貴重な遺跡

出雲には、まだまだ知られていない歴史ロマンが詰まったスポットがたくさんあります。
これからも、古墳巡りの記録をブログやSNSで発信していきます!

📍 弥生の森博物館(@yayoi_hakubutukan)
🔗 公式サイト
🎥 インスタリールで石室内部の様子も公開中!

歴史好きの方は、ぜひチェックしてみてください✨

Saori Itogawa
れきしみらい
島根県出雲市を中心にフリーランスでウェブやSNSを活用したマーケティング支援をしています。
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この記事を書いた人

Saori Itogawa
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島根県出雲市を中心にフリーランスでウェブやSNSを活用したマーケティング支援をしています。

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