島根半島四十二浦巡りの旅【平田編】
主催:旅する「にこに」株式会社住いる建築工房
2024年9月25日、私は「島根半島四十二浦巡りの旅【平田編】」に参加しました。
この特別な旅を通じて、出雲の神秘と美しい景色、そして地元の文化をたっぷりと堪能しました。
さっそく、その魅力をお伝えします。
雲州平田駅集合
旅の始まりは、雲州平田駅での集合からです。
住いる建築工房の出羽社長が運転するマイクロバスに乗り込み、猪目浦へ向かいました。
期待感が高まる中、道中の風景を楽しみました。
竹の水筒の中にくんだ潮水で清めて参拝
到着後、各参加者は1つずつ竹の水筒を持ち、猪目地区の街並みを散策しながら大歳神社へ向かいました。
参拝前にガイドの前田みのりさんから神話についての説明を受けました。
その後、鳥居をくぐる前に持参した笹に猪目浦でくんだ海水をかけ、参加者全員の頭の上で振ってもらい清めてもらいました。この神聖な行為は、参加者同士の関係性を深め、私自身も厳かな気持ちで参拝できました。
次に訪れたのは、大歳神社です。前田さんから神社の歴史や出雲型狛犬についての詳しい説明を受け、神社の荘厳さに感動しました。
二つ本殿が並ぶ珍しい神社。
入ったものは必ず死ぬ?! 猪目洞窟
猪目洞窟(いのめどうくつ)は、出雲市の猪目湾西側に位置する国指定史跡の洞窟です。この洞窟は、幅30メートル、奥行き30メートルの海食洞であり、出雲国風土記に記載される「黄泉の穴」とされる場所です。
洞窟内では、縄文時代から古墳時代にかけての埋葬や生活を示す多くの遺物が発見されています。
主な特徴
- 人骨や遺物の出土:猪目洞窟からは、弥生時代から古墳時代の人骨が20体以上見つかりました。特に、南海産のゴホウラ貝製の腕輪をはめた人骨や、木棺、土器、木器、鉄器など、多様な遺物が出土しています。これにより、洞窟が海上生活者の墓であると推定されています。
- 歴史的意義:この洞窟は、古代出雲の歴史や文化に深く関わる場所とされ、出土品は島根県指定文化財に指定されています。また、弥生時代の人骨が発見されたことから、学術的にも非常に価値が高いとされています。
小津浦訪問
小津浦では、まず海水を竹の水筒にくみ、その後街並みを通り小高いところにある許豆神社へ向かいました。
フランス人のアンジさんが、潮水を使って参加者を清めてくれる場面は特に印象的でした。
神社参拝の後は、心が清らかになった気がしました。
参拝後に海岸までの景色も美しい。
十六島浦の絶景
時間がなく潮汲みはできませんでしたが、
十六島浦では270段の石段を登り、「十六島海苔の神様」が鎮座する神社に到着しました。
階段を登る途中の杉の森の美しさや、神社からの絶景は、一生の思い出として心に残ります。
風車公園でトイレ休憩
多目的トイレや休憩室もありました。
三津浦にある本増屋でおいしい昼食
次に、三津浦にある仕出しと蒲鉾の「本増屋」でお昼を取りました。
新鮮な刺身や手作りのかまぼこ、魚のあら汁、天ぷら、デザートなど、地元の美味しい料理を堪能しました。
べべご飯が美味しかったー!
御津神社参拝
お腹が満たされた後、本増屋から徒歩約5分のところにある三津浦の御津神社を参拝しました。
神社の静かな雰囲気に癒されました。
小伊津浦訪問
その後、小伊津浦へ向かう途中、小伊津海岸洗濯岩に立ち寄りました。
小伊津の街並みは「日本のアマルフィ」とも称される美しさで、海側からの見学を楽しみました。
そして、小伊津稲荷神社を参拝。赤い鳥居が並び、白い狐のモチーフが施された鳥居が珍しいと聞き、興味深く拝見しました。
坂浦訪問
坂浦に向かう途中、赤浦という四十二浦には含まれないが、一畑薬師と深い関係がある浦の入り口を車窓から見学しました。坂浦海岸では、一畑薬師にまつわる与市伝説の解説を聞きながら、岸壁を見渡しました。
一畑薬師訪問
旅の締めくくりとして、一畑薬師を訪れました。館長さんに一畑薬師創建のお話を伺い、一緒にお経を唱える貴重な体験もさせていただきました。最後に、朝から集めた潮水を奉納する際、感動的な瞬間がありました。
雲州平田駅解散
参加者それぞれが思い思いにお土産を買ったり、一畑薬師で御朱印をもらったりし、雲州平田駅で解散しました。
この四十二浦巡りの旅を通じて、出雲の魅力を再発見しました。皆さんもぜひ、この素晴らしい旅を体験してみてください!
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