すずかけ亭のオープンと宿泊業の挑戦
2023年までは、毎週水曜日にすずかけ荘に顔を出していましたが、2024年は私はすずかけ荘に顔を出す機会が減ってしまいました。その代わりに、新たな挑戦として、すずかけ荘から徒歩圏内にある空き家を、NPO法人ひらた空き家再生舎がDIYでリフォームし、**ゲストハウス「すずかけ亭」**をオープンしました。
私はこちらの宿泊施設のAirbnbへの登録を担当し、リスティングの作成やゲストに送るメッセージの作成も行いました。
2024年10月20日に公開すると、すぐに11月の予約が入り、神在月の11月はほぼ満室でした。
未経験からの宿泊業の運営でしたが、ボランティアとしてゲスト対応や清掃、日々起こるトラブルへの対処を行っています。
地域内循環を生む仕組みづくり
すずかけ亭の清掃については、オーナー一人では対応しきれないため、すずかけ荘で知り合った「HIRATA子供の居場所」のお母さん方にアルバイトとして手伝っていただくことになりました。
これまで、すずかけ荘は無料のコワーキングスペースとして運営していたため、レンタルスペースとして利用いただいても収益にはつながりませんでした。しかし、すずかけ亭の運営により、県内外の観光客の方から**収入を得る仕組み(資金調達)**ができ、それを地域のお母さん方へのアルバイトとして還元することで、地域内循環が生まれました。
子供の居場所のお母さんたちは、家庭の事情で外での就労が難しく、仕事に就きたくても難しい状況にある方が多いです。すずかけ亭の清掃を通じて、お子様連れでも仕事ができる環境を用意できたことは、小さくても大きな地方活性化の一歩になったのではないかと考えています。
観光による経済効果
すずかけ亭に宿泊されたゲストの中には、近くのスーパーで買い物をしたり、近隣の飲食店を3軒ハシゴしたという声をいただいたり、出雲大社以外にも平田にある宇美神社を参拝したという方もいらっしゃいました。
これがまさに、観光を通じた地域経済効果だと実感しました。
また、すずかけ亭には外国人のお客様も何組も宿泊していただきました。インバウンド需要を元から想定していたため、実際にご利用いただけたことは非常に嬉しかったです。
お客様とのハウスルールや細かな説明を円滑に行うために工夫したのが、Wixを活用したハウスルールサイトの作成です。Wixを選んだ理由は、多言語設定が無料でできるためです。
今後もトラブルが起きる可能性はありますが、リスティングやWixサイトを柔軟に修正しながら、できる限り労力をかけず、ゲストの皆様に安心して宿泊していただけるよう努めてまいります。
私自身の今後の方針
私は、すずかけ荘やすずかけ亭のボランティア活動が増えているため、これ以上の新たな取り組みは難しいと感じています。これまでの経験を活かしながら、自分の事業の業務を効率化しつつ、自分にできる範囲で地域がより良くなるお手伝いを続けていきたいと思います。
今後の展望
今後も、すずかけ荘とすずかけ亭の双方を通じて、地域の魅力を発信し、観光を通じた経済効果を高める取り組みを続けていきます。また、観光シーズン以外でも安定的に予約をいただけるよう、すずかけ亭のレンタルスペース利用も積極的に進めていく予定です。
地域の観光資源としての役割を果たしながら、地域の皆さんと共に成長していけるよう、引き続き努力を続けてまいります。
今後とも、すずかけ荘とすずかけ亭の活動にご注目いただけますと幸いです。
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