【2024年振り返り】出雲の未来をつなぐ!フリーランスが挑む観光と地域支援の1年

島根県出雲市で、3人の子どもを育てながらフリーランスとしてウェブマーケティング、ウェブ制作、デザイン、ECコンサルタント、SNS運用代行などを行っています。この1年も、家事・育児・仕事と慌ただしい日々を過ごしながら、地域に根ざした活動を続けてきました。2024年の振り返りを、ここで少しシェアさせてください。

目次

2月|女性の創業カフェでの事例報告と冊子デザイン

2月には出雲市主催の「女性の創業カフェ」にて、司会兼事例報告者として登壇しました。地域で奮闘する女性の声を届ける場で、自身の経験をシェアできたことはとても貴重な機会でした。その後、イベントの報告冊子のデザインも担当させていただき、紙媒体に関わる喜びを再確認しました。

3月|Itoc主催の女性ITキャリアセミナーを企画・運営

3月はItoc主催の「女性ITキャリアセミナー」の企画運営を担当し、事例報告も行いました。女性がITスキルを活用してキャリアを広げていくためのイベントで、私自身も学びが多かったです。

6月|育休後カフェのお手伝い

6月には、セミナーで仲良くなった山本さんが主催する「育休後カフェ」のお手伝いをしました。育休後の女性が仕事復帰する際の不安を共有し、解決のヒントを見つける場として素敵なイベントでした。

7月|自分のポートフォリオサイトを作成

これまで自分のポートフォリオサイトを持たずに活動していましたが、7月中旬に必要性を感じ、急ピッチでサイトを制作。ブログもスタートし、自分の仕事を見える化することで信頼を得る大切さを実感しました。

8月|益田市の美容室事例をセミナーで報告

8月は、2023年から支援している益田市の美容室「花みずき」の実績を、中国地方の美容組合のセミナーで報告しました。その後、ウェブ解析士協会のセミナーでも同じ事例を紹介。地方の現場の取り組みを共有することで、地方でのInstagram活用の気づきを与えられたように感じます。

8月〜9月|観光業の支援と取材活動

7月以降、出雲市の観光業支援を本格的に開始しました。築地松の取材や、出雲流庭園の造園屋さんへの取材、ブルーベリー狩り体験、大社クルージングモニター体験、鷺浦でのモニターツアーなど、地元の魅力を再発見する機会が多くありました。

9月〜11月|出雲市観光アイディアソンのメンターを担当

9月から11月にかけて、出雲市観光アイディアソンの平田チームのメンターを務めました。観光資源を活用し、地域の魅力を発信するためのアイデアを一緒に考え、参加者の方々と充実した時間を過ごしました。地域の皆さんが自分たちの手で新しい観光コンテンツを生み出す姿勢に触れ、私自身も多くの学びを得ることができました。

若い参加者の方々に平田の街を案内し、地域の課題を解決するために2か月間一緒に考えさせていただいたことが嬉しかったです。時には口うるさいことも言ったかもしれませんが、その結果、参加者の皆さんがInstagramを活用し「平田観光案内所」というアカウントを立ち上げて運用し始めてくれたことが大きな成果でした。このアカウントが継続的に活用されるよう、私が関わっている事業者さんには共同投稿の方法を説明し、連携を進めています。

Instagram平田観光案内所アカウントは平田の情報だけがつまってます!
ぜひみてね〜♪
こちらから>>

10月|「出雲旅」サイトの作成と事業者支援

10月からは、出雲観光協会が運営する「出雲旅」サイトの作成に関わり、取材や宿泊事業者支援も行いました。地域の事業者と直接お話しし、観光を通じた売上向上に向けた支援を続けました。

10月20日|平田まちあそびイベントのInstagram運用

10月20日に開催された「平田まちあそび」イベントでは、Instagramの運用代行を担当しました。9月末から約4週間の運用でフォロワーは120名程度に増加。イベントに参加された出店者さんを積極的に紹介し、当日には「私がInstagramを担当していました」と直接ご挨拶する機会もありました。出店者さんと交流し、感謝の気持ちを伝えられたことはとても良い経験でした。

イベント自体は、同日に近隣で他のイベントが開催されていたため、以前ほどの人出はなかったように思います。しかし、今後はこうしたまちのイベントも、もっと労力をかけずに収益や認知向上につなげられる仕組みを考えていきたいです。地元の商工会議所とも連携し、運営方法を改善できればと思っています。

10月|出雲観光協会のInstagramセミナー開催

10月には、出雲観光協会の会員事業者向けにInstagramのセミナーを3会場で開催しました。今年は観光業に携わる事業者さんや、観光とは無縁だった事業者さんにも、観光を通じた売上アップにつながる仕組みづくりに関わる機会をいただきました。

この経験を通じて、ECで県外から資金調達することの重要性を再認識するとともに、観光業は直接観光客が出雲に来て消費することで、目に見える形で経済効果が実感できることに気づきました。ECも手をかければ売上が伸びますが、観光業も同じく、事前にどんな情報を提供すれば安心して出雲を訪れたいと思ってもらえるのか、旅前にいかに出雲の魅力を伝えられるかが重要だと感じました。

私自身もモニター体験や取材を通じて、出雲の魅力を再発見できた1年でした。また、考古学や神話についてもさらに学び、古き良き出雲文化をより多くの人に伝え、体験してもらいたいと考えています。

これが、地方が補助金に過度に依存することなく、自力で資金調達し、地域内での経済循環を実現していくための大切な一歩になるのではないかと思います。

10〜11月|宿泊事業者支援で見えた課題

10月から11月にかけて、宿泊事業者さんの支援を行う中で、地元の人手不足問題やタクシー不足、事前情報の少なさ、夜に蕎麦を食べられる場所が少ないことなど、多くの課題が見えてきました。

これらの課題を、税金に頼らず、今あるものをどのように活用して改善できるのか。もっと私自身が精進し、知恵を絞らなければならないと痛感しました。

11月|Googleビジネスプロフィール支援と体験イベントの企画

11月は、Googleビジネスプロフィールの活用支援を平田エリアで行い、多くの事業者とご縁をいただきました。その中で特に印象的だったのが、老舗豆腐屋「田中豆富店」での豆腐作り体験の企画です。Instagramで告知後すぐに定員に達し、当日は大盛況。参加者の皆さんからの感想を直接聞けたこと、体験料以上にお土産を購入いただいたことが経済効果につながりました。

また、柿農家「柿壺」さんでの干し柿作り体験も開催しました。これらの体験イベントが「出雲旅」サイトに登録され、観光資源としての価値が高まったことは嬉しい成果です。

すずかけ亭のオープンと柔軟な働き方の推進

10月には、NPO法人ひらた空き家再生舎が所有する空き家をリフォームし、すずかけ亭というゲストハウスのオープンをサポートしました。エアビーに登録し、現在は運営にも携わっています。不登校のお子さんを持つお母さんたちに清掃アルバイトをお願いし、柔軟な働き方の場を提供できたことは、小さくても大きな一歩だと感じています。

出雲市に観光でお越しの際は平田での宿泊がオススメです。
平田は出雲大社へのアクセスもよく一畑電車や車で行くことができます。また出雲大社と松江の真ん中に位置するので島根観光の拠点に便利がいいです。
すずかけ亭のご予約はこちらから>>

商工会議所の専門家派遣とEC支援

今年は、出雲商工会議所、平田商工会議所、益田商工会議所、島根県商工会連合会の専門家派遣に登録し、計14社の事業者支援を行いました。また、ECサイトの立ち上げにも注力し、3つの新しいサイトを開設。楽天市場で売上向上に成功した店舗もあり、改善の手ごたえを感じています。

地域の未来に向けて

2024年は、地域の事業者が観光を通じて売上を上げる仕組み作りに取り組んだ1年でした。これからも「出雲旅」サイトの活用を広げ、地域の観光業が充実することで、経済効果や雇用促進につなげていきたいと思っています。

家族との時間についての反省

今年は仕事の時間が長くなり、長女のお迎えが昨年よりもかなり遅くなることが多く、延長保育の最後の1人になることもありました。その影響で「もう児童クラブ行きたくない」と言うほど、子どもたちにとってもストレスを与えてしまっていたかもしれません。子育てと仕事のバランスについて改めて考えさせられる1年でした。

来年も、家族と地域を大切にしながら、模索と挑戦を続けていきます。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

Saori Itogawa
れきしみらい
島根県出雲市を中心にフリーランスでウェブやSNSを活用したマーケティング支援をしています。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Saori Itogawa
れきしみらい
島根県出雲市を中心にフリーランスでウェブやSNSを活用したマーケティング支援をしています。

コメント

コメントする

目次