普段は車移動ばかりの出雲市民ですが、「電車に乗りたい!」という子どものリクエストに応えて、今回、車なしで一畑電車を利用した出雲大社へのプチトリップに挑戦しました。
今回の旅は、母ひとり+子ども3人(10歳・6歳・3歳)のワンオペ。結果、参拝は断念しましたが、子どもたちにとって最高の思い出に!
この体験記は、「出雲大社 子ども連れ」「出雲大社 車なし」で検索している方、そして「地元だけどあえて電車に乗ってみたい」出雲市民の皆さんの不安を解消し、旅を後押しするリアルな情報満載です。


1. 旅の始まり:3歳児の念願と涙のスタート
今回の旅のきっかけは、3歳の末っ子がずっと前から車の中から電車を見るたびに「乗りたいな」と言い続けていたこと。ついに約束を果たせる日だと、母もワクワクしていました。
雲州平田駅に着くと、別のホームにはピンクのしまねっこ電車が!残念ながら今回は乗れませんでしたが、それも旅の運命です。そして、やっと到着した私たちの乗る電車!…と同時に鳴り響いた大きな汽笛の音に、念願叶うはずの3歳さんはビックリして大号泣😂 結局、抱っこで乗車するという涙のスタートとなりました。



1-1. 【乗るたびに新鮮!】一畑電車の車両と「切符の儀式」
泣きながらの乗車でしたが、なんとその車両にはしまねっこの大きなモニュメントが飾られていました!これには「ラッキーだね!」と親子のテンションが急上昇。3歳の子は念願が叶って電車から外の景色を楽しんでいる様子でした。
- 子どもが喜ぶ切符の儀式 一畑電車は自動改札ではないので、駅員さんが専用の道具で切符を切ってくれるのが、子どもたちにとって最高の非日常体験!3歳児には私の切符を持たせ、「降りるまで無くしちゃだめだよ」と伝えると、小さな手でしっかり握りしめていました。
- 川跡駅での乗り換えも楽しい 川跡駅で大社線に乗り換えた電車は、座席が木でできたボックス席!乗り心地も最高で、旅気分がさらに盛り上がりました。一畑電車は他の鉄道会社のお下がり車両が多いため、乗るたびに違う車両に出会えるのも魅力。今回は往復で4種類全て違う車両に乗ることができ、それだけで新鮮でした。次は今回乗れなかったピンクのしまねっこ電車の運行時間を調べて、リベンジしたいと思います!





2. 神門通りの誘惑と、まさかの「参拝断念」
電車旅に大興奮した子どもたちを連れて、出雲大社前駅に到着。さあ、お参りへ!…のはずが、旅の計画は駅の改札を出て1分で狂いました😂 鳥居が目の前に見えているのに、まだ歩き疲れもない旅の始まりにも関わらず、子どもたちの目は駅のすぐ目の前にあるお店に釘付けに。


2-1. 【座って食べられる!】ワンオペの親の味方グルメスポット
ワンオペでの食べ歩きは大変ですが、神門通りには親を助けてくれるスポットがありました!
- 子どもの成長を感じたソフトクリーム:『EBINOYA(えびのや)』 駅を出てすぐのこちらでソフトクリームを一人一つ購入。3歳児が溶けないように「カップがいい!」と自己申告した成長エピソードに母は感動。何よりお店の前にベンチがあり、座ってゆっくり食べられたのが本当に助かりました。
- 甘くて絶品!話題のフルーツ飴:『いちご飴専門店ichie』 隣の『いちご飴専門店ichie』さんのシャインマスカット飴は、マスカットが甘くて本当に絶品!ここにもベンチがあり、人混みでの危険な食べ歩きを避けて休憩できたことを強調。
2-2. 参拝断念までのリアル:勢溜で力尽きる
「さあ、お参りに行こう」と声をかけると、みんな「え〜」と行きたくない様子。それでも、勢溜の大きな鳥居まで坂道を登り、写真を撮りました。しかし、鳥居をくぐったところで子どもたちは「もう参ったから帰ろー!」。拝殿や本殿があることを伝えても「もう無理」の一言でした。
私も潔く諦め、勢溜のうさぎの石像などを見て、そこで楽しむことに切り替えました。「参拝」をゴールにしない、「体験」をゴールにすると親の心が楽になります。




2-3. 帰りの道はグルメと地元のおもてなし
帰りは行きと反対側の道を歩くと、こちらにもガチャガチャなど誘惑がいっぱい。お土産屋さんのおじちゃんから手裏剣やうさぎの折り紙をいただき、県外客ではないのに出雲のおもてなしに感動しました。そして、母はクレープ屋さん「出雲抹茶たばねのし」で抹茶のクレープを堪能し、大満足でした。




3. 【超実用ガイド】料金・駐車場・ワンオペ攻略TIPS
今回の旅でわかった、子連れワンオペの親御さんが知りたい実用情報をまとめます。
項目 | 雲州平田駅〜出雲大社前駅(往復)の料金 | ワンオペTIPS |
大人 | 570円 × 2 =1,140円 | 往復切符を最初に購入すると、帰りの時間がギリギリになっても安心! |
子ども | 290円 × 2 =580円 | |
3歳以下 | 無料 |
ワンオペで挑戦するための最重要ポイント
- 【バスとの比較】混雑知らず!一畑電車が子連れに断然おすすめ 神門通りから出雲市駅方面へ向かうバスは、時間帯によって満員で見送るお客様がいるそうです。一畑電車は、多少遠回りですが、ベビーカーも余裕で乗せられるほど広々としており、子連れや大荷物の方には断然おすすめです(出雲市駅方面へは川跡駅で乗り換えが必要です)。
- 一畑電車は1時間に1本!時間管理が命 一畑電車は基本的に1時間に1本しか電車がないため、大社駅に着いたらすぐに帰りの電車時間を確認し、滞在時間を決めましょう。ちなみに、日曜日16:30ごろ発の電車は満員で座れませんでした。
- 雲州平田駅横の有料駐車場が便利 駅まで車で来た場合、駅横の有料駐車場を利用できます。私たちが利用した際は、5時間で500円程度でした。
- ベビーカーは持ち込み可能 一畑電車は自転車も乗せられるほどスペースがあるので、ベビーカーも余裕で乗せられます。

まとめ
参拝は断念しましたが、子どもたちにとっては「念願の電車に乗れた!」ことが何よりの思い出になりました。帰りの電車では、揺れが心地よかったのか6歳は夢の中へ…✨
このリアルな体験記が、出雲大社へ訪れる子連れの皆さんの役に立てれば嬉しいです。
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