先日、子どもたちと一緒に島根県仁多郡奥出雲町にある「鬼の舌震(おにのしたぶるい)」を歩いてきました。
私自身は子どもの頃に行ったきりで、ほとんど記憶がなかった場所。
子どもたちはもちろん初めて。ちょっと曇り空でしたが、新緑の美しい季節にぴったりの散策コースでした。
鬼の舌震とは?
鬼の舌震は、島根県奥出雲町にある約2kmにわたるV字峡谷で、斐伊川の支流・大馬木川(おおまきがわ)が長い年月をかけて削り出したものです。
切り立った絶壁や奇岩・巨石が連なり、自然の迫力を間近に感じられるスポットとして知られています。
その名は『出雲国風土記』に登場する伝説に由来しており、ワニ(和邇)が美しい女神・玉日女命(たまひめのみこと)を追いかけたものの、玉日女命が岩で川をふさいで進めなくなったという物語が残されています。
この地は昭和2年に国の名勝・天然記念物に指定されており、自然と歴史の両方を感じられる貴重な場所です。
地図を手にいざ探検スタート!
鬼の舌震には複数の散策ルートがありますが、今回は無理のない範囲で約2km・1時間のコースを歩くことにしました。
スタート直後に現れるのは、子どもたちが大騒ぎした「吊り橋」。
お姉ちゃんは「こわい〜!」と叫びながら渡り、下の子は余裕でスタスタ(笑)
曇り空ではありましたが、川の流れと山の緑がとても美しく、涼しい空気の中を森林浴気分で歩くのは本当に気持ちよかったです。
玉日女神社で足を止めたものの…
バリアフリーコースの途中には、美しい女神・玉日女命を祀る「玉日女神社」が静かに佇んでいました。
しっかり拝みたかったのですが、ここでも子どもたちに急かされて軽くお辞儀しただけに…。
あとから「もっとちゃんと拝めばよかった」とちょっと後悔(笑)
鬼が泣いてる!? 自然の造形美
帰り道はバリアフリーコースではなく、川沿いのルートを歩くことに。
川の水量は想像以上で、音も迫力満点!
途中には、「鬼が泣いているように見える岩」など、自然の力を感じるユニークな景色も。
アニメ『鬼滅の刃』を思わせるような岩もあると聞いていたのですが、今回はそこまではたどり着けず…残念。
撮影は少なめ…でも記録に残す
本当は一眼カメラでしっかり撮影したかったのですが、「早く〜!」「まだ〜?」と常に急かされていたので、立ち止まって構える余裕はほぼゼロ。
歩きながら撮った数枚だけを、記録としてInstagramにも投稿しました📷
最後は階段をがんばって登ってゴール!
川沿いの道を歩き切ったあとは、最後に待ち受けていた階段をしっかり登ってゴール!
小さな足で最後までがんばった子どもたちに拍手です。
アイスとブランコでごほうびタイム
歩いた後は「下震亭(したぶるいてい)」でアイスを購入。
お店の前にはテーブルやイス、大きなブランコもあって、疲れた体をゆっくり癒すことができました。
自然の中でのごほうびタイムは、子どもたちにとってもいい思い出になったようです。
次は「全部」見て歩きたい!
今回は体力や時間の都合でごく一部しか歩けなかったのですが、
鬼滅の刃の有名なシーンに似ている岩もあるとのことなので、次回はぜひ全ルートを制覇したい…!
夏の避暑にもぴったりな場所だったので、また季節を変えて訪れたいと思います。
自然の美しさと歴史の面白さ、そして子どもたちとの思い出がぎゅっと詰まった一日でした。
駐車場・トイレ情報|子連れでも安心
今回訪れた鬼の舌震は、無料の駐車場も完備されていて、たくさんの車が停められそうな広さがありました。
トイレもとてもきれいで、多目的トイレも設置されていたので、小さな子ども連れでも安心して利用できます。
ちょっとした休憩やオムツ替えなども気兼ねなくできる環境で、家族連れにはありがたいポイントでした◎
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