2024年11月17日に、平田地区にある柿農家「柿壺」さんで開催された干し柿作り体験に、6歳の息子と一緒に参加してきました。この素敵な体験の様子をレポートします。
柿壺さんとは?
出雲大社と松江の間に位置する平田地区で、柿作りに情熱を注ぐ農家「柿壺」さん。今回の体験では、畑見学から干し柿作りまで、たっぷりと柿の知られざる魅力を教えていただきました。
大きな西条柿にビックリ!
干し柿作りに使われたのは、平田のブランド柿である「西条柿」。
特徴的なのは、柿の表面に縦に溝があること。この溝があることで、干し柿にすると甘さがより引き立つそうです。
ちなみに、西条柿は渋柿なので、取った直後は食べられません。しかし、ドライアイスで渋を抜くと、驚くほど甘い柿に変身するとのこと!不思議ですよね。
畑見学で柿の木の歴史を学ぶ
小松さんから柿についてのレクチャーを受けた後、いざ畑へ。
驚いたのは、柿の木が樹齢500年でも実をつけること。大切に育てれば、何世代にもわたって美味しい柿を収穫できるんですね。
柿の木の生命力と、小松さんの愛情あふれる育て方に感動しました。
いよいよ干し柿作りスタート!
畑見学の後は、いよいよ干し柿作りです。
まずは、小松さんから皮のむき方を教わります。
- ピーラーで丁寧に皮をむく
- 枝付きの柿を使うので、枝が折れないように葉を取り除く
- 溝の部分も丁寧にむく
息子も一生懸命、ピーラーを使って頑張りました!
皮をむいたら、次は紐に吊るす作業です。
紐で吊るす作業が楽しい!
干し柿作りの一番楽しい工程が、柿を紐に吊るす作業。
紐と柿をうまく絡めて、簡単に吊るすことができました。この方法は、昔ながらの知恵が詰まったものだそうで、改めて先人の知恵のすごさを感じました。
最後に、食用アルコールで柿を消毒してもらい、持ち帰り用の干し柿が完成!
自宅で干し柿作りを楽しむ
持ち帰った干し柿は、自宅の軒下に吊るして約2週間で完成するそうです。
毎日少しずつ変化していく柿の様子を、息子と一緒に観察しています。
「どんな風に干し柿になるのかな?」と毎日ワクワクしながら見守るのも楽しいですね。
干し柿が完成!美味しく仕上がりました
そして現在2025年1月、ついに自宅で干した干し柿が完成しました。
初めて自宅で干し柿を作りましたが、上手にできて感動!試しに家族や知人にも食べてもらいましたが、「甘くて美味しい!」と喜んでもらえました。
また、できた干し柿は1つずつお茶パックに入れて冷凍保存しています。これは私の母から教わった方法で、長期間保存できるうえ、食べたいときに取り出せるので便利です。
毎日少しずつ変化を楽しみながら作った干し柿は、手作りならではの味わいがありました。
「出雲旅」サイトで初めて予約された体験
今回の柿壺さんの干し柿作り体験は、「出雲旅」サイトに登録し、実際に一般ユーザーの方に初めて利用していただいた体験でした。
実際に予約をしてくださったお客様から、サイトの利用のしやすさや返信メール、説明のわかりやすさについて感想をいただき、とても参考になりました。
しかし、一部の説明がわかりにくい点もあり、その場で今後の改善についてお伝えしました。実際にお客様から直接ご意見をいただくことで、改善すべきポイントが明確になり、次の体験企画に向けた課題が見えてきました。
こうしたお客様の声を直接聞くことで、今後新たに体験を企画する事業者さんに寄り添った提案やサポートができそうだと感じました。
出雲の体験を予約するなら「出雲旅」
今後もたくさん体験を登録していくのでお楽しみに♪
柿壺さんの体験と今後の展開
柿壺さんの干し柿作り体験は、柿の旬の時期に合わせて行う必要があるため、現在は「出雲旅」サイトに掲載されていません。
しかし、今後は通年で楽しめる一次産業の農家さんの体験が用意できれば、農家さんへの親近感が生まれ、旬の時期に改めて訪れてみたいと思ってもらえるのではないかと考えています。
このような体験を通じて、観光による経済効果だけでなく、農業への興味関心が高まり、最終的には就農のきっかけになったり、雇用促進や移住促進にもつながることを期待しています。
柿壺さんの柿は10-11月が旬!
柿壺さんの柿は、オンラインショップでも購入可能です。
特に、干し柿作り用の枝付き柿は全国発送も可能とのこと。興味のある方は、ぜひ ホームページやInstagramのアカウントをチェックしてみてください。
素敵な体験をありがとうございました!
今回の干し柿作り体験は、小松さんの温かいおもてなしと、他の参加者の皆さんとの交流で、とても楽しい時間となりました。
「自分の干し柿がどうなったかシェアし合いたいね」と話しながら、皆さんとも仲良くなれました。
地元の魅力を再発見する素敵な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。また次回の体験も楽しみにしています!
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